コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿では2025年後半に開催された、コスプレも楽しめる大型イベントをプレーバック。東京・池袋の東口エリア広域を舞台に開催された「池袋ハロウィンコスプレフェス2025(池ハロ)」に参加していた、「To LOVEる -とらぶる- ダークネス」の黒咲芽亜に扮(ふん)するりなしぃさん、「ONE PIECE」のネフェルタリ・ビビに扮する夏さん、「ジャングルの王者ターちゃん」のターちゃんに扮する拳タロウさん、ヂェーンに扮する護(もり)さんを紹介する。
3日間で約16万1000人ものコスプレファンが来場。街中でのパレードやギャザリング、さらには「Kis-My-Ft2」の宮田俊哉さんが登壇したステージ企画なども開催され、大盛り上がりとなった同イベントには、テレビアニメ化もされた「週刊少年ジャンプ」(集英社)作品のキャラクターに扮するコスプレーヤーたちが続々集結していた。
黒咲芽亜のバニースーツバージョンのコスプレで参加していたりなしぃさんは、なじみの美容師にウイッグ制作を依頼しつつ、自身はバニースーツを格好よく着こなせるよう、体づくりに専念したという。
「こちらのコスプレでこだわったポイントはウイッグの再現度です。360度どこから見てもきれいなシルエットに見えるように、いつもお願いしているウイッグ作りが上手な美容師さんに制作をお願いしました。そうしてウイッグを用意してもらっている間、私自身は体づくりを頑張って。表情の作り方や仕草も研究して、全身でキャラクターらしさを表現することを意識しました」
夏さんは、ビビの“王女としての気品”を表現することにこだわり、衣装の装飾はすべて自作で用意したと話す。
「強く、そして気高く。ビビの芯の強さと美しさを表現できるように、表情や仕草を研究しました。既製品の衣装では王女らしい気品を出せないと感じたため、白のドレスをベースに自分で装飾を施しています。『ONE PIECE』の中で一番好きなキャラクターなので、私なりの愛をうまく表現できていたら幸いです」
「ジャングルの王者ターちゃん」の併せで参加していた拳タロウさんは、今回は体をベストコンディションに仕上げられなかった…とコメント。
「コミケでもやったことがあるコスプレなのですが、今回は思うように体を仕上げられなくて……。少しでもベストな状態に近づけるように、限られた時間のなかで体づくりを頑張りました」
ヂェーンに扮する護(もり)さんも「少し痩せてしまったので、しっかり食べて、わがままボディーをキープするよう努めます!」と、体づくりに対する見解を聞かせてくれた。
「コミケでもやったことがあるコスプレで、忠実に再現できるようにワガママボディーを維持していたはずなんですけど、直前に体重を測ったところ、なぜか3キロ痩せてしまっていて……。今後は体重をしっかりキープするよう、気をつけます(汗)。それと、今回のコスプレでこだわったポイントは、マンガ版だとウェッティに見える髪の毛を再現するため、表面にゼラチンを塗ってウイッグを加工したところです」
取材・文:ソムタム田井



