コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿では、4月にテレビアニメ新シリーズがスタートした「Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)」のキャラクターに扮(ふん)するコスプレーヤーに注目。東京・池袋の東口エリア広域を舞台に開催された「池袋ハロウィンコスプレフェス2025(池ハロ)」に参加していた、「リゼロ」のレムに扮する天音ありぃさん、らむさん、エミリアに扮する猫宮ハルナさんを紹介する。
今年4月にテレビアニメ10周年を迎える同作は、コスプレ界隈でも多くのファンから支持されている作品の一つ。どのイベントに参加しても、必ず「リゼロ」のレイヤーを見かけるほど人気の高いコンテンツで、「池ハロ」でもレムやラム、エミリアといったキャラに扮した参加者が大勢見られた。
レムに扮する天音ありぃさんは、体づくりに加え、写真映えを考慮して装飾の色味にもこだわったという。
「体のラインがハッキリ分かる衣装なので、キレイに着こなせるように体づくりを頑張りました。帽子も含め、黒が多めなので、アクセントになるようにウイッグやカラコンは発色がいいものを選んだのも、今回のコスプレでこだわったポイントになります」
同じくレムに扮したらむさんは、独自のアイデアを盛り込んだ“猫風アレンジ”を見てほしいと話す。
「今回はいつものレムちゃんとは違う“猫耳レムちゃん”になってみました。髪色に合わせて、猫耳には青の羊毛を付け足したり、肉球の部分は立体的に見えるように加工したり。全体的に、より可愛らしさが増すように仕上げた、お気に入りの一着です!」
猫宮ハルナさんは、キャラの特長である“ハーフエルフらしさ”を強調するため、肌の色味の再現に徹底的にこだわった。
「白いウイッグ、白い衣装、そして薄い紫のカラコンがなじむようにメークを研究しました。紫色の下地を使って肌の黄みを抑えたり、ハイライトを2種類使ったり。パール入りのチークを部分的に乗せたりして、光でエルフっぽい立体感を感じられるように工夫しました」
取材・文:ソムタム田井



